安心してお使いいただくために
水漏れの可能性があるの?
陶器の特性
陶器の原料は粘土です。その粘土には多くの種類があり、
粒の大きさや焼く温度なども様々です。
荒めの粘土の場合、細かい空洞があります。
スポンジのような状態のため、水分を吸収します。
水漏れの有無は、土の種類、釉薬、焼き方によっても異なるため、個体差があります。
陶器の水漏れは、 周りが水浸しになるようなものではなく、
時間をかけてじんわりと、丸く水の跡がつくようなものです。

時を経て
当店で扱っているヴィンテージ花器のように、何十年も前に作られ、
使われていた陶器は、時を経て劣化していきます。
当時水漏れ防止の対策が施されていたとしても、経年とともに効果は薄れていきます。
防ぐ方法はあるの?
水漏れ防止剤
陶器用の水漏れ防止剤があります。
陶器の内側に防止剤を流し込んで染み込ませるものです。
対策のひとつの方法ではありますが、
外側につくとシミになってしまったり、匂いが残ったりすることがあります。
また、効果は時間とともに薄れていきます。
ご使用の際は、ご注意の上、自己責任で行ってください。
目止め
陶器の食器や土鍋によく使われる方法です。
米のとぎ汁やおかゆで煮て、でんぷん質でコーティングし、荒い目を塞ぎます。
こちらも対策のひとつの方法ですが、カビの原因にもなります。
花器の場合は、深さがある上に口が小さい物が多いため、しっかり乾燥させる必要があるこの方法は、
あまりお薦めできません。
ヴィンテージ花器お薦めの使い方は?
オブジェとして楽しむ
Fat Lavaなどヴィンテージの花器は、とても味わい深く個性があります。
そのまま、オブジェとして十分楽しんでいただけます。

ドライフラワーで楽しむ
そんなときは、ドライフラワーがお薦めです。
ドライフラワーは、水分が抜けるてとても落ち着いた色味になるのが魅力のひとつです。
アンティークやヴィンテージとの相性は抜群です。
また、お手入れの必要がなく、長く楽しむことができます。

やっぱり生花を飾りたい。どうすればいい?
下に布やトレーを敷く
季節を感じるフレッシュな生花を飾りたいときもあります。
そんなときは、花器の下に、布やトレーを敷いてください。
せっかくなので、使う布やトレーにもこだわって花器との
コラボレーションを楽しんでみては。
布の場合、滲み出た水がさらに布に染み込む可能性もあるので、
花器の底のサイズに合わせてカットしたアルミホイルを敷くという裏技もあります。

中に小さな容器を入れる
大きいサイズは、口の大きな花器のみ使える方法です。
花器の中に入る容器を用意し、そこに水を入れて生花を生けます。
中で安定させる工夫は必要ですが、少量の水で飾ることができるメリットがあります。
ヴィンテージ陶器のFat Lavaを楽しんでください
水漏れチェック
当店では、念のために水漏れチェックをしています。
基本的には約24時間水を入れて水漏れの有無を確認しています。
ですが、ここで水漏れが確認されなかったとしても、
今後時間の経過とともに水漏れする可能性があることをご理解ください。
実は、このチェックをしているお店はとても少ないです。
当店は、安心してFat Lavaのある暮らしをスタートしていただきたいとの想いから実施しています。
ぜひ、Fat Lava Lifeをお楽しみください。
ヴィンテージの陶器だから面白い
ひとつとして同じものは無い陶器。
長い間、どこかの誰かに大切にされてきたヴィンテージ。
唯一無二の愛すべきアイテムです。
どうか、ヴィンテージ花器との暮らしを面白がって
楽しんでいただけると幸いです。
